俳優ユ・アインが二度目の令状審査後、お金の札束を投げられた。
ユ・アインは21日午前、ソウル中央地裁のユン・ジェナム令状担当部長判事は、麻薬類管理法違反(向精神薬)、証拠隠滅教唆、犯人隠避罪などの容疑を受けるユ・アインと知人チェ氏に対する拘束前被疑者尋問(令状審査)を行った。
ユ・アインが約2時間の尋問を終えて護送車に向かう途中、ある市民が投げた札束に当たった。市民は「保釈金に使え」と叫んだ。
ユ・アインは最初の令状実質審査で拘束令状が却下された後、車両への移動中に市民が投げたコーヒーボトルをぶつけられた。当時、ボトルを投げられたユ・アインは表情を固めて不快な様子を見せたが、札束の洗礼には小さな笑顔を浮かべたまま微動だにしなかった。
一方、ユ・アインは既存の大麻、プロポフォール、コカイン、ケタミン、ゾルピデム麻薬類5種を含め、向精神性薬品のミダゾラムとアルプラゾラム、その他1種で計8種以上の麻薬を投薬した疑いがある。
ソウル警察庁麻薬犯罪捜査隊は昨年5月、ユ・アインに対する拘束令状を申請したが、「逃亡と証拠隠滅の恐れがあると断定するのは難しい」という理由でこれを却下した。
その後、検察は3ヶ月間補完捜査を行い、ユ・アインが知人に証拠隠滅を指示したり、米国現地で一行に大麻を強要した容疑を追加摘発した。
この日午前、ユ・アインは裁判所に到着し、「これまでずっと大変ご心配をおかけして、あらためて申し訳ない」とし、「今日の法廷で誠実に答弁し、私が申し上げられるすべてのことを正直に述る」と伝えた。続いて「証拠隠滅、大麻強要容疑」、「遠征ショッピング、遠征麻薬」などの質問には笑って首を横に振った。
ユ・アインの拘束の可否は、早ければ今日(21日)午後に明らかになると伝えられた。
写真=XPORTSNEWS、SBS