お笑い芸人チョ・フンの副キャラクター「チョ・ジュボン」が発表した「ホン博士をご存知ですか?」に対するわいせつ物議が巻き起こっている中、国土交通部(以下、国土部)がこの曲をパロディー化した広報投稿で非難されている。
最近、オンラインコミュニティを中心に「ホン博士をご存知ですか?」に対する否定的な世論が高まっている。中毒性があり、老若男女が簡単に真似できる動きでダンスチャレンジブームを起こしているが、「49禁コンセプト」のチョ・ジュボンのキャラクターとともに、わいせつな歌詞に対する懸念の視線も続いている。
この曲の歌詞には、「昔、ある処女が住んでいて、胸が小さいのがコンプレックスでした/それで、こちらで有名なホン博士を訪ねたんです/そうしたら、この運動をすると胸が大きくなるそうです」「そうしてバス停でこの運動をしていたところ/ある男が肩をポンポンと叩き、何だと思いますか/あなたもホン博士ををご存知ですか」などの内容が含まれている。
「19禁コンセプト」が溶け込んだミュージックビデオもチョ・ジュボンの下半身を浮き彫りにすると同時に、ユーモラスな表情で足を震わせている姿が続く。
このダンスチャレンジは口コミと一緒にオンライン上でブームまで巻き起こしたが、未成年者まで無分別に真似するのは不適切だという意見も少なくない。
そんな中、国土部が当該曲をパロディー化した内容の広報投稿を掲載し、物議を醸している。国土部は14日、ツイッターに秋夕(チュソク,中秋節)連休期間の高速道路通行料免除のニュースを伝える広報投稿を掲載した。
当該投稿の内容には「そちらもチュチュチュチュチュソク、通行料無料であることをご存知ですか」というフレーズが含まれていたが、「そちらもホン博士をご存知ですか」という歌詞をパロディー化したことが確認できる。さらにチョ・ジュボンに似たキャラクターまで加わり、「ホン博士」の面白さを最大限に引き出している。
ネットユーザーは「国で広報物として使うには低級すぎる」「ミームだと勝手に使わないでほしい」「引用して使うべきものを使うべきだ」「なぜこれが流行っているのか分からない」「’ホン博士’ミームは見苦しい」などの否定的なコメントが寄せられている。
一方、これに関して国土部のニューメディア広報担当者はXPORTSNEWSに「当時の会議に出席していないのでよく分からない。担当者は現在席を空けた状態」と言葉を惜しんだ。
写真=「ホン博士をご存知ですか?」ミュージックビデオ、国土部ツイッター