ホームニュースK-POP【アイドルティスト】 "なぜDIAにいるのか"…自己肯定感高めたイェビンの「武器」②

【アイドルティスト】 “なぜDIAにいるのか”…自己肯定感高めたイェビンの「武器」②

なぜDIAにいるのか…自己肯定感高めたイェビンの「武器」

数多くのアイドル、その中には独自のアートを創作したり、表現するアーティストたちが存在します。さらに独立に成功したアーティストたちは、自分だけのアートをさらに広げていきます。メンバー「個人」をアーティストとしてクローズアップするXPORTSNEWSだけの企画インタビュー「アイドルティスト」。XPORTSNEWSが出会った「アイドルティスト」の第12番目の主人公は、グループDIA(ダイア)のメインボーカル出身のソロ歌手イェビンです。【編集者注】

(【アイドルティスト】①に続き)DIAを乗り越えてソロアーティストとして飛躍した歌手イェビンの「武器」は何だろうか。 美しい音色? 華麗なビジュアル? もちろんどれも当てはまるが、イェビンは「自作曲」に最も誇りを持っているという。

XPORTSNEWSが出会った「アイドルアーティスト」12番目の主人公イェビン。2015年にグループDIAとしてデビューし、2022年の活動終了後はソロアーティストとして音楽的なキャリアを積み上げてきた。

DIAの最後のメンバーとして最終合流した経歴を持つイェビンは、「芸能人になりたいという夢は幼い頃から大きかったが、正式な練習生生活が短いため、最初は他のメンバーたちを追いつくのに精一杯だった」とデビュー当時を振り返った。

なぜDIAにいるのか…自己肯定感高めたイェビンの「武器」

チームのメインボーカルという立場になるまで、苦難も多かった。デビュー曲「Somehow」では、パートが1節イントロの一行にとどまり傷ついたことも。普段ダンスとは縁遠いため、誰よりも振り付けの練習が急務で、1日12時間ダンス練習をしても上達しないため、授業の途中で追い出されることもあった。

デビュー当時は19歳で、食べたいものも多い時期だったが、「ダイエット」が大きな課題だった。「ダウンコートを着て走ったり、縄跳びをしたりした。鶏の胸肉の一切れを昼と夜に分けて食べたりもした。食べる量に比べて太りにくい体質だと思っていたのに、とても大変だった。いくら汗をかいても体重が落ちないので、”ここまでしなければならないのか”と思うほど過酷に痩せなければならなかった」

自分では「前向きな性格」を持っていると思っていたが、タイトなスケジュールとダイエットの苦しみの中でどんどん疲れていった。メンタルが弱くなり、”私はなぜチームにいるんだろう?”という思いまでしたという。

「どう考えても私はメインボーカルでもなく、メインダンサーでもなく、メインビジュアルでもなく、存在感がありませんでした。 その時、両親に申し訳ない気持ちがとても大きくなりました。 何年も両親の反対を押し切って歌手の夢を叶えたのに、こんな姿をお見せするのは申し訳なかったです。」

なぜDIAにいるのか…自己肯定感高めたイェビンの「武器」

この時、イェビンの母親はむしろ娘に「初心を忘れるな」というアドバイスをくれた。「母は私に”練習生だけでもなりたい”と夢見ていた頃を思い出してみろと言いました。デビューさえできればいいと思っていた私が、デビュー曲の一節に不満を持ってはいけないと言われました。デビューすらできない練習生がたくさんいるのに、”満腹なことを言うな”と忠告されました。 そして、”たった1秒でもいいから、娘を誇りに思う”というお母さんの言葉に、もっと頑張ろうと思いました。」

そうして再び気を引き締めて、イェビンだけの「武器」を探すことにした。それぞれ長所も違うし、特技も違うから。 イェビンといえば思い浮かぶ「何か」を見つけるという意志。

その最初の武器は、作曲、作詞能力だった。どんどん年数が積み重なり、活動領域も変わっていく中で、イェビンがメンバーたちの中で一番アピールできるものは何だろうと考えたとき、ギターが思い浮かんだ。会社にギターを習いたいという希望を伝えたところ、喜んでギターレッスンを受けさせてもらい、そこから始めたという。

「本当に一生懸命練習して学びました。そのときまで作詞、作曲を学んだこともなかったので、メロディーが浮かんだらすぐに録音したり、作詞のためにメモ帳に書き留めてみたりしていました。 そうしているうちに、会社から一度曲を書いてみてほしいと言われ、初めて披露した自作曲が『Waiting for You』でした。」

なぜDIAにいるのか…自己肯定感高めたイェビンの「武器」

「自分で作詞、作曲して歌うのが夢だったのですが、初めて自作曲を作ってみたらとても楽しかったです。 まだ楽譜をよく見ることはできませんが、少しずつ学びながら実力をつけようという気持ちで努力しました。 それをきっかけに、周りの作曲家の方々の助けを借りて曲を作り、メンバーのフィードバックを受けながら作業を続けるようになりました」

その後、DIA EPアルバム「Summer Ade」収録曲「Sweet Dream」(2018)、DIAメンバーのジュウンと一緒に作詞、作曲した「Crescent」(2019)、「Flower 4 Seasons」収録曲「誰も知らないうちに」(2020)などを発表し、音楽的な成長を見せた。

その過程で自分の色が固まるのが嫌で、様々な音楽的挑戦を試みることもあった。「イェビンが書いた曲みたい」と言われるより、「イェビンがこんな曲も書けるんだ」と評価されたいという彼女の音楽的な欲が垣間見えた。

なぜDIAにいるのか…自己肯定感高めたイェビンの「武器」

音楽的な能力を備える一方で、ステージ上のプレイヤーとしての存在感も無視できなかった。そこで自ら見つけた武器は、「表情」演技だった。

「ダンスが下手でとても辛かったので、まずダンスが下手だからといって目立たないようにしようという考えが一番大きかったです。 他のメンバーたちより目立つほどダンスが下手なら、表情演技でもうまくやってカバーしようと思いました。 一人で鏡を見ながら本当にたくさん練習しました。 初めて表情で褒められた時は本当に嬉しかったです」

研ぎ澄まされた実力をもとに、一人でステージを埋め尽くすまで一人だけの悩みや努力を誰が敢えて否定できるだろうか。 イェビンは、その時期があったからこそ今の実力があるのだと謙虚に語った。そして、最も重要なのは「練習」だと強調した。

「練習が本当に重要だと思います。 もちろん、基本的に才能がある人もいるでしょうが、私はそうではなかったのです。だから100くらい練習した場合、本番で60、70が出れば良いと思っていました。 だから150くらい練習して100を出せる瞬間もありました。 簡単なことではありませんが、練習というのは結局、得をすれば良いのであって、失うものはないと思います。 すべてが自分のものになる時間ですから。

なぜDIAにいるのか…自己肯定感高めたイェビンの「武器」

最近ソロ活動中に音楽番組で出会った後輩アイドルたちの姿は、イェビンに新鮮な衝撃を与えた。「どうしてこんなに若いのに実力が良いの?”と驚いたという。

「すでにダンスも上手で、ビジュアルも良く、洗練されていました。 私がデビューした時より4歳、5歳も若い子たちがとても上手な姿を見て、思わず感心して応援するようになりました。 彼らが頑張っている姿を見て、私も刺激を受けました。 イェビン先輩」と言われる分、もっと素敵な姿をお見せしたいです。」

(【アイドルティスト】③に続く)
※この記事は去る8月13日に作成された記事を翻訳したもので、現在の配信時点と内容に多少の違いがあることをご了承ください。

写真=XPORTSNEWS DB, ニャムニャムエンターテインメント

DAILY BEST

POPULAR PHOTO