「AIメンバーと一緒にステージに立つことは、長年の念願でした」
グループSUPERKINDが、ヒューマンメンバーのPRIDとAIメンバーのNUKEを含む全員が参加した最初の活動で「A-idol」1世代の幕を開けた。
SUPERKIND(デイモン、ゴン、ユジン、シオ、JDV、セジン、スン)は先月25日、韓国ソウル江南区(カンナムく)のXPORTSNEWS社屋で行われた最初のミニアルバム「Profiles of the Future (Λ) : 70%」発売記念インタビューで「1世代であるだけに、良い先例になりたい。僕らもそれだけ頑張らなければなりませんね(笑)」と抱負を語った。
先月18日に発売された「Profiles of the Future (Λ) : 70%」は、ヒューマンメンバー(デイモン、ゴン、ユジン、シオ、JDV)とAIメンバー(セジン、スン)全員が参加した最初の活動である。タイトル曲「Beam me up(2Dx3D)」は、異なる次元(dimensions)を自然に連結(assemble)するというSUPERKINDのメインスローガンをサウンドとして具現化した曲だ。
シオは「ヒューマンメンバーとAIメンバーが発売する初めてのアルバムなので、愛着を持っている。実物のアルバムも初めてだし、一生懸命準備した」とコメントした。また、デイモンは「今回のアルバムから活動を増やしている。今後、2Dと3Dの融合でたくさん活動する予定。(NUKEメンバーたちが)現実世界へ移るだけでなく、私たちがデジタル世界に行くこともある。新しい試みの出発点と見てもらいたい」とカムバックの感想を語った。
この日、SUPERKINDはAIメンバーたちと一緒に活動するこの瞬間を「長年の念願」と呼んだ。メンバーたちは「AIメンバーと一緒に活動することは難しくはない。むしろ期待の方が大きかった。やっと叶うんだ。 私たちの長年の念願だった」と笑顔を見せた。
PLAVE、MAVE:などのAIメンバーだけで構成されたバーチャルアイドルは多いが、人間と一緒に活動するという点で、SUPERKINDの方向性はまさに「別格」である。特に、彼らが打ち出す「A-idol」という概念も、SUPERKINDが1世代であるため、大衆に馴染みがないことは否定できない。
メンバーたちは音楽番組などの大衆の目に触れる機会が増えたという点で、「Beam me up」の活動に大きな満足感を示した。彼らは「Players(ファンクラブ名)の方々が長い間活動を待ってくれた。今回の活動を通じてYouTubeコンテンツから音楽番組の活動でファンたちと会っている。今後もNUKEのメンバーたちや、他の新しいメンバーたちとも活発に活動できることを願っている」と話した。
SUPERKINDは先月21日、韓国音楽番組MBC『ショー!K-POPの中心』に出演した。デイモンは「NUKEメンバーたちは、ステージ上で突然衣装を変えたり、無重力パフォーマンスができるので、ステージを多彩にすることができる。お互いの長所が融合したステージだった」と感想を語った。
SUPERKINDは、他のアイドルと比べると「普通じゃない」グループだ。世界初の人間メンバーであるPRIDとAIメンバーであるNUKEが一緒に活動するA-idol1世代ではないか。
これについてデイモンは「誇りもあるし、1世代としての先例にならなければならないというプレッシャーもある。今後、A-idolというコンセプトを上手く伝えるために様々な試みをするつもりだ」と抱負を語った。
先にバーチャルグループとして活発に活動しているPLAVE、MAVE:を言及していたメンバーたちは「彼らがいるからこそ、A-idolの世界観が広がることができた。 一緒に歩調を合わせていく時期だと思う。PLAVE、MAVE:の先例を見てアイデアを得ることもある」と語った。
このようなSUPERKINDの未来志向の試みは、韓国国内よりも海外で先に注目された。SUPERKINDはRolling Stoneインド版が選定した「2022年最高の新人グループトップ10」に名を連ねた。 当時Rolling Stoneは「毎年数百のK-POPグループがデビューする中、目立って名前を知らせることは間違いなく最大の挑戦だが、SUPERKINDはシステムをゲーム化することに成功した」と絶賛したことがある。
デイモンは「まだPlayersの皆様に直接見せたことがないので、選ばれた時は戸惑った。これからやっていくことに大きな関心を持ってくれて、ありがたかった」とコメントし、「今回の『Beam me up』の活動で、このようなファンたちの期待に応えられたら、大きな意味があると思う。私たちが面白いことをしているんだなと思う」と誇りを見せた。
シオは「私たちの可能性を高く評価してくださったと思う。A-idol1世代というタイトルはプレッシャーにもなるが、逆説的に面白いことをたくさん試すこともできる。最初だから少し自由なんじゃないかな」と笑った。
(SUPERKIND【インタビュー②】に続く)
写真=DEEPSTUDIO