数多くのアイドル、その中には独自の芸術を創作したり、表現するアーティストが存在します。さらに独立に成功したアーティストたちは、自分だけの芸術をさらに広げていきます。メンバー「個人」をアーティストとしてフォーカスするXPORTSNEWSだけの企画インタビュー「アイドルティスト」。XPORTSNEWSが出会った「アイドルティスト」十五番目の主人公は、毎回ステージで’モンスター新人’という修飾語を証明しているKISS OF LIFEのリーダー、ジュリーです。 <編集者注>
[アイドルティスト]②に続き)グループKISS OF LIFEはチームとメンバーに対するプライドが溢れている。
KISS OF LIFE(ジュリー・ナッティ・ベル・ハヌル)はデビューアルバムからメンバー全員が曲作りに参加した。さらにメンバーのソロ曲も収録し、実力も披露した。セルフプロデュースを目指すグループらしく、今回の2枚目のミニアルバム「Born to be XX」にもメンバーの参加が大半を占めている。 そのため、メンバー全員がKISS OF LIFEに対する根拠のある愛情と自信があることは間違いない。
リーダーのジュリーは「Bad News」英語版、「Nobody Knows」までダブルタイトル曲すべて作詞に参加した。ジュリーを一番近くで見てきたメンバーは、彼女の創作物にジュリーだけの魅力がどのように溶け込んでいると思ったのだろうか。
“ジュリーさんのアーティスト性を表すことができていて、色をはっきり見せていると思います。”(ナッティ)
「洗練されたRAWな表現が魅力的で、自分の魅力ポイントをよくわかっていると思います!」(ベル)
「一番の魅力は、やっぱりジュリーさんのchillな感じと雰囲気が一番溶け込んでいるところだと思います!」(ハヌル)
ジュリー自身は「すごくシンプルで素直なジュリーの姿が込められていると思う」と語る。また、「多くの考えや悩みながらするのではなく、出てくるままに自然に楽しく行うのでシンプルで率直なそんな感じだと思う」と付け加えた。
ファンがアーティストのジュリーとクリエーターのジュリーの姿からそれぞれどのような姿に注目して見てほしいかについても、メンバーたちは愛情たっぷりの答えを伝えた。
「アーティストのジュリーはヒップホップの理解度が深い子です! クリエータージュリーはやりたいことも多くて、多彩な子!かっこいいジュリー」(ナッティ)
「毎回ステージごとに全力で自分を出し切り表現する姿のアーティストジュリー、自分の色を自信を持って歌詞に溶け込ませる姿のクリエイタージュリーを見てほしいです!」(ベル)
「ジュリーさんは英語圏から来たので、英語でしか話せない様々な言葉で歌詞を制作しているのですが、自分の言語で言いたいことを表現しているのがとても素敵に見えました。 だから私も純韓国語でぜひ一度、曲をぎゅっと詰め込める日をもっと作りたいと思いました! アーティストのジュリーさんには、まずchillな雰囲気とそれを生かしたラップとダンスライン!それとは正反対の笑顔の天使のような姿に注目して見てほしいです!」(ハヌル)
ジュリーもメンバーに応えた。彼女は今回の作業過程を振り返りながら、自分が参加した成果物がメンバーとどのように融合したかを振り返った。
「ナッティとハヌルは英語がそれほど上手な子達ではないのに、英語バージョンを簡単に録音した。 ディレクティングをしながら発音の矯正もしたのですが、彼女達も多彩なので表現が上手なのでよくできた思う。 歌詞を書きながら発音を心配していたのだが、心配する必要もなくうまくこなしてくれたので、”上手いな”と思いながら録音した。」
「ベルは言うまでもなく作詞、作曲、歌が得意な子なので、私が書いた歌詞をベルが歌ってくれることにやりがいを感じた。 それをまたかっこよく歌ってくれるので、もっとかっこよかった。 その時初めて『こういうやりがいで歌詞を書くんだな』と思った。 だから(私も)歌手としてもっと素敵に歌えるように努力しなければならないと思った。」
KISS OF LIFEはセルフプロデュースを目指すグループであることに加え、誰か一人ではなく全員が参加している点も印象的だ。ジュリーはクリエイターとしてKISS OF LIFEならではの強みとして、「みんなとても奥深い話を持っているメンバーであるということ」を挙げる。
「自分の経験とストーリーが深いので、創作をしたときに(そういう点が)よりよく表れるのではないかと思う。 ひとつのテーマがあっても、みんな経験したことが違うので、ブレインストーミングをしたときに様々な観点が入る。 ひとつのテーマにも4つのストーリーが作られること。 それがメリットであり、魅力だと思う。」
写真=XPORTSNEWS DB、S2エンターテインメント