（VIXX インタビュー②】に続き）
デビュー12年目のグループVIXXが、長い空白を破って３人組でカムバックし、新しい歴史の始まりを告げた。長い活動で蓄積された力と強固なチームワークが武器のVIXXの音楽の旅はこれからも続いていく。
VIXXは21日午後６時発売予定の５枚目のミニアルバム「CONTINUUM」でカムバック、これを記念してラウンドインタビューを行った。
今回のアルバムには、理由を忘れたまま迷っていた彼らが本当に守ろうとしたものを忘却から見つけ出し、VIXXとして完成する過程を盛り込んだ。コンセプチュアルアイドルの代表であるVIXXが伝えたいメッセージを彼らの世界観で表現し、さらに堅固になった音楽的力量を確認することができる。
個人的なスケジュールのため、リーダーのエンが今回の活動に参加せず、レオ、ケン、ヒョギの３人組でカムバックすることになった。11年前、デビュー当時に比べて半分に減ったメンバーだが、VIXXの活動以外にも多方面で個人活動を通じてキャリアを積み、実力をつけてきた彼らだけに、VIXXとして見せる３人のシナジー効果への期待が大きい。
レオは「メンバーらがこれまでそれぞれの立場をしっかり固めてきて、力をつけてきたことが感じられました。それぞれが学びたいという欲求や欲望が大きく、前へ進もうとする前向きなところがあるため、アーティストとしてより発展し、成長したと思います。だから３人で構成されたVIXXだが、心配より自信があったと思います」と明らかにした。
今回のアルバムに自作曲を収録するほど音楽的な力をつけた末っ子ヒョギ。今回のインタビューでは、兄たちよりも大人っぽい話し方とMZ世代との距離を置く姿で何度も笑いを誘った。メンバーらの中で唯一20代であるヒョギのおちゃらけながらももっともらしい様子から、VIXXの長いキャリアを実感することもできた。
同時に、ヒョギの音楽に対する真剣な悩みも格別であることが感じられた。ヒョギは「K-POP市場でVIXXの強みは差別化だと思います。VIXXならではの世界観や音楽、映像的な表現方法など、明らかに差別化ができると思っています。今のトレンドを追うのではなく、トレンドをリードして開拓できるVIXXになりたいです」と抱負を語った。
「よく育てた末っ子」と表現するほど、ヒョギを見守るレオとケンのほほえましい気持ちが溢れていた。レオは「メンバーらがそれぞれの分野で実力がついたことをアルバムを準備しながらたくさん感じました。 ヒョギのレコーディング能力やボーカル的な技量、ケンはミュージカルをやりながら成熟した声が前と違いました」と称賛を惜しまなかった。
これにケンも「レオ兄さんに学ぶことが本当に多いです。同じメインボーカルだけど、壁を感じるほど偶像であり、尊敬しています」と絶賛と共に返答し、レオを困惑させたりもした。
このようにお互いへの愛情とリスペクトに満ちた３人組VIXX。今回の新ミニアルバムの発表に続き、４年ぶりの単独コンサート開催のニュースまで伝え、ファンたちをさらに感動させた。 特に今回のコンサートはチケット予約と同時に超高速完売を達成し、変わらぬチケットパワーを証明してその意味を深めた。
「コンサート完売のニュースを聞いた時、感謝と嬉しさと安堵感がありました。 アルバムを出して締めくくるという意味のコンサートなので、もっと力を出して感謝の気持ちで応えなければならないという責任感が生まれました。やはりボーカルに強みがあるメンバーなので、ライブの魅力を感じられるステージを用意する予定です。「CONTINUUM」というコンセプトの映画を見ることができると思います。アルバムがある意味で味見なら、コンサートで完結編をお見せするのが目標です」（ヒョギ）
いつの間にかVIXXとして10年以上の活動を続け、個人活動も長い年数を誇るほど着実に続けてきた３人。これまでよくやってきたように、これから彼らが続けていく未来への計画はどうだろうか。
「何か偉業を成し遂げたいというよりは、10年後、20年後も、先輩たちのように着実にコミュニケーションするプレイヤーになりたいです。先輩たちがこれまでやってきたように、僕たちなりのノウハウと技量を持って、長く愛されるアーティストになるのが夢です」（レオ）
「新しいファンができて、既存のファンの方々がまた戻ってくるように、これからもVIXXとして一生懸命団結して活動する予定です。VIXXは僕にとって全てなので、これからもずっと活動していきたいです」（ケン）
「10年前と今の個々の成長が違うように、これからの10年もまたどんな成長を遂げたメンバーらが集まってVIXXの完全体を成し遂げるのか気になります。今回の『CONTINUUM』を出発点と考え、これから僕たちがどんな歩み、方向性を持って進んでいくのか、多くの方々に応援していただき、期待してほしいです」（ヒョギ）
写真＝Jellyfishエンターテインメント
