俳優の故イ・ソンギュンを脅迫して数千万ウォン(約数百万円)を奪った20代の女性が、拘束前の被疑者尋問(令状実質審査)を受けずに逃走した後、逮捕された。
27日、法曹界によると、仁川警察庁広域捜査隊はこの日、恐喝などの容疑を受けるA氏の拘束状を執行した。
事前拘束令状が請求されたA氏は、前日午後、仁川地方法院で行われた令状実質審査に特別な理由を明らかにせずに突然欠席した。
警察はA氏が裁判所に現れなかったため、所在確認に乗り出し、事前拘束令状請求と共に発布された拘留状を執行したことが分かった。ただし、A氏が強制連行された場所は不明だ。
A氏は仁川論峴警察署の拘置所に入所され、彼女の被疑者尋問(令状実質審査)は28日午後2時30分、イ・ギュフン仁川地裁令状専担部長判事の審理で行われる予定だ。
麻薬投薬など前科6犯のA氏は警察の調査で「イ・ソンギュンが少なくとも5回麻薬を投薬した」と主張したという。イ・ソンギュンを脅迫して5千万ウォン(約548万円)を奪った疑いを受けている。イ・ソンギュンは「今回の事件と関連して脅迫され、3億5千万ウォン(約3840万円)を奪われた」とA氏と風俗店室長B氏を恐喝容疑で告訴したことがある。
イ・ソンギュンは知人に頼んで急いで現金を用意した後、B氏に3億ウォン(約3290万円)、A氏に5千万ウォン(約548万円)を渡したという。
一方、イ・ソンギュンは27日午前、ソウル鍾路区の公園で死亡した状態で発見された。 イ・ソンギュンの死亡により、彼の薬物投薬疑惑事件は「公訴権なし」で終結する予定だ。
故人の葬儀場はソウル鍾路区ソウル大学病院葬儀場に設けられ、入棺は28日午前11時で、告別式は29日深夜に行われる。埋葬地は未定だ。
写真=XPORTSNEWS DB