韓国初のアリーナ、その華やかな幕を開けたインスパイアアリーナがアーティストと観客らのための最高のコンサート会場として位置づけられている。
23日、韓国仁川永宗島のモヒガン・インスパイア・エンターテインメント・リゾートで記者会見とメディアツアーを行った。
本格的なツアーに先立って行われた記者懇談会には、モヒガンインスパイアの最高マーケティング責任者（CMO）マイケル・ジェンセン（Michael Jensen）とインスパイアアリーナ総括（General Manager）チャン・ヒョンギ常務が出席し、インスパイアのビジョンやインスパイアアリーナについて紹介し、質疑応答の時間を持った。
舞台芸術界のゲームチェンジャーになるという抱負で「オールインワン」エンターテイメントイベントを実現しているインスパイアアリーナ。世界的なポップアーティストらのパフォーマンスからトップクラスのK-POPアーティストらのライブパフォーマンスはもちろん、授賞式、e-sports大会、スポーツ競技、そして大型展示博覧会やショーなど様々な形態、規模のイベントを通じて、韓国初の多目的屋内会場としての地位を固めていく計画だ。
この日の質疑応答でインスパイアアリーナ側が最も強調したのは、「オールインワン」エンターテインメント・フェスティバルの中で無限の感動を感じることができるということ。
ソウルから車で１時間から１時間30分程度の距離、やや遠いため、アクセスの面で残念だという声が多く出ている中、チャン常務は「これからコンサートを見に行く行為のパラダイムが変わると思う。 ただ２時間のパフォーマンスを見るだけでなく、見る前に予め到着し、休んだり、食べたり、楽しみながら自分のために一日を過ごすパラダイムに変わると思う」と明らかにした。
その上で「ある観客が『来る時は大変だったが、アリーナの施設のクオリティ、パフォーマンスの感動が相殺してしまう』というインタビューが記憶に残っている」とインスパイアアリーナでしか楽しめない無限の感動の饗宴に対する自信を見せた。
現場では、実際のインスパイアの各所を回り、コンサートの感動以上のエンターテインメント的な喜び、楽しさを満喫できる瞬間を共有した。
長さ150m、高さ25mの天井と壁面を覆う超大型LEDスクリーンで飾られたエンターテイメントストリート「オーロラ」をはじめ、ミステリアスなキニテックシャンデリアが設置された超大型円形ホール「ロタンダ」、世界各国の料理を楽しめる様々なレストランやコンビニエンスストア、ブランドショップがある「インスパイアモール」、屋内ウォーターパーク「スプラッシュベイ」など、アリーナとリゾートのアメニティが繋がっており、寒い天候でもゆったりと楽しむことができた。
さらに、15,000席規模の韓国初の多目的舞台アリーナを見学し、実際に客席に座ってみることもできた。長時間のパフォーマンスを楽しめるふわふわのファブリック素材の椅子を設置し、快適さを提供している。また、２階席の前後段差33cm、３階席の前後段差48cmで、前の人の頭に妨害されることなくパフォーマンスを観覧できる利点も実際に感じることができた。
また、「MMA 2023」当時、aespaのアリーナが「近すぎてドキドキする」と言われるほど、ステージと客席が近いのも特徴。この日はステージが設置されていなかったが、センターステージの場合、ステージを囲む客席の距離がどれほど近いのかが十分に伝わってきた。
それだけステージへの没入感が高まり、アーティストと観客らが近い距離でやり取りするエネルギーが大きくなるに違いないという確信につながった。
何より、インスパイア・アレナの最大のメリットである可変座席により、ステージのデザインを変えることができ、クライアントが望むだけ客席数を調整できる点も観客中心の設計の特徴であることが確認できた。
観客らにとって快適な客席が重要であるだけに、アーティストのためのバックステージ空間のプライベートかつ快適さも大きく作用するだろう。この日は特別に設けられたバックステージツアーを通じて、アーティストらが待機したり、休憩をとったり、パフォーマンスを準備する空間を巡った。
６つのアーティスト個人控え室と５つの団体控え室（ロッカールーム）が用意され、アーティストが最高のコンディションでステージに臨むことができる環境を提供している。ここにはパウダールーム、更衣室、パフォーマンスをリアルタイムに確認できるテレビなど、様々な機能的な空間と設備が整っている。
また、アーティストのためのプライベートなトイレやシャワー室まで完備され、最高のパフォーマンスのための万全の準備ができそうに見えた。
このように、観客からアーティストまで誰もが満足できる最高の会場になるため、現在もインスパイアアレナの努力が進んでいる。すでに最先端の施設と装備、現場のコンディションまで完備しているが、最高の会場になるために絶えず発展し、次のステップへの飛躍を続けている。
写真=インスパイア、XPORTSNEWS
