歌手イ・スンギと元所属事務所フックエンターテインメントが精算金をめぐる法廷攻防を始めた。
23日、ソウル中央地裁民事合議20部(イ・セラ部長判事)は、フックエンターテインメント(以下、フック)がイ・スンギを相手に起こした債務不存在確認訴訟の第1回弁論期日を開いた。
この日、フック側の代理人は、「イ・スンギから9億ウォン(約9,896万円)相当の広告手数料を返さなければならない」と主張した。
今回の訴訟は、当初フックがイ・スンギに独自に計算した精算金約54億ウォン(約5億9,377万円)を支払った後、「もう債務がないことを確認してもらう」という趣旨で提起した。しかし、その後フックは「広告収益をあまりにも多く精算してくれた」とイ・スンギが9億ウォン(約9,896万円)を返してほしいと主張を変えた。
イ・スンギ側はフックから30億ウォン(約3億2,988万円)をもっと支払わなければならないという立場だ。代理人はフック側が請求趣旨を変えたことを明らかにし、「私たちは広告代行手数料が10%から7%に下がったが、会社側がこれを隠して10%を差し引いたまま収益を分配してきたので、もっと受け取る精算金があるという立場だ」と明らかにした。
写真=XPORTSNEWS DB, フックエンターテインメント