ホームニューススポーツ韓国サッカー選手キ・ソンヨンの性暴力疑惑、警察「証拠不十分」

韓国サッカー選手キ・ソンヨンの性暴力疑惑、警察「証拠不十分」

かつてイングランド・プレミアリーグで活躍し、韓国サッカー代表チームの主将も務めたKリーグ1 FCソウル所属のミッドフィールダー、キ・ソンヨン(奇誠庸・34)が小学校時代に後輩に性的暴力を加えたという疑惑について、警察が証拠が不十分という結論を下した。

キ・ソンヨンに対する疑惑を提起して名誉毀損で訴えられた人たちも嫌疑なしとして不送致の決定が下された。

これに先立ち、A氏らは2021年2月、全羅南道(チョルラナムド)のある小学校でサッカー部生活を送っていた2000年1~6月、先輩のB選手などから性的暴力を受けたと主張した。彼らはキ・ソンヨンの名前を直接的に言及しなかったが、内容上、B選手がキ・ソンヨンであることが推測できた。これにキ・ソンヨンはその年3月、すぐにA氏などを名誉毀損容疑で訴えるとともに、5億ウォン(約5,428万円)の損害賠償請求訴訟まで起こした。

17日、ソウル瑞草(ソチョ)警察署は、キ・ソンヨンが10日、虚偽の事実で名誉を毀損したとキ・ソンヨンが性的暴行疑惑を提起したA氏など2人を告訴した事件と関連し、「証拠が不十分」として不送致を決定した。警察関係者はキ・ソンヨンが性的暴力を犯したかどうかについても「関連証拠が不十分だと判断した」と説明した。

一方、昨年3月、ソウル中央地裁でキ・ソンヨンが請求した損害賠償訴訟の初公判が開かれたが、キ・ソンヨンがA氏などを告訴した刑事事件の結果が出るまで裁判の進行は延期された状態だ。

今回の名誉毀損不送致決定により、当該事件も再び裁判が行われることが予想される。

A氏などの法律代理を担当した法務法人チュンジョンのパク・ジフン弁護士は、この日マスコミに配布した立場文で「キ氏が性的虐待行為を強要したかどうかが(捜査の)争点になり、対面調査と嘘発見機検査など可能なすべての捜査方法が動員されて実施された」とし、「これにより、キ氏の性的虐待行為に対するA氏など2人の暴露は事実上、虚偽ではないことが確認された」という立場を示した。

写真=XPORTSNEWS DB

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