韓国の音楽はもちろん、放送や映画産業はいつの間にか世界の中でK文化産業として存在感を発揮しています。 特に日本での韓流は現在、独歩的な位置を占め、K文化産業の新しい歴史を書き続けています。 XPORTSNEWSが創刊16周年を迎え、直接東京を訪れ、日本での韓流をリアルに捉えてみました。限られた対象だけにアピールした過去とは異なり、日本の老若男女に幅広い支持を引き出す「今日の韓流」を多角的に分析してみます。【編集者注】
第4次韓流ブームは歌手のコンサートだけでなく、俳優のファンミーティングや公演にもつながっている。日本のファンたちは様々なK-POPアイドルや俳優に会うために公演会場を訪れる。
XPORTSNEWSは、日本で韓国俳優たちとアーティストの活動およびファンミーティングを主な業務としているワールドエンターテイメントのサイカ代表にインタビューを行い、韓流の拡大と成長について話を聞いた。
サイカ氏が代表を務めるワールドエンターテインメントは、2011年から日本のエンターテインメント会社で韓国アーティストの日本活動に関するエンター業務を行っている。
また、ワールドエンターテインメントは日本のファンクラブ運営と公演企画、制作・運営、そしてレコード流通に関する業務を行っている。俳優ソン・ガン、パク・ウンビン、キム・ミンギュとアーティスト兼俳優ソ・イングク、グループ「マイネーム」、「BLACKBEE」、「ペンタゴン」、「Bolbbalgan4」などを担当した。最近ではペンタゴンの日本ミニアルバムの流通とコンサートを行い、現在は19日に開かれるソン・ガンのファンミーティングを準備している。
サイカ代表は、韓国語と日本語に堪能な7人のスタッフと共に、日本国内の韓国エンターテインメントの多方面を理解し、活躍している。彼は「代表だが、様々なビジネス業務と進行、ミーティングまで実務を直接行っている」と明らかにした。
最近、NetflixやDisney+など全世界で共通で使用されるOTTの発展や韓国コンテンツなどの人気により、俳優たちの日本ファンミーティングも活発である。サイカ代表は、ソン・ガンやパク・ウンビンなどの俳優たちのファンミーティングで印象的だった点を挙げ、「グローバルな知名度が高い俳優で、スケジュールも本当に忙しいのに、ファンたちのために一生懸命準備をしてくれて、スタッフたちも感動した」と話した。
サイカ代表は「おかげで私たちも韓国の俳優たちと仕事をする時、嬉しい気持ちになっている」といい、「一生懸命準備する過程でファンの方々を思う愛が感じられた。その姿がそのまま公演に溶け込んでいるので、公演後のファンたちの満足度も高い。特にソン・ガン、パク・ウンビンのアンコールファンミーティングの要請が殺到し、開催から半年ぶりにファンミーティングをもう一回開催することになった」と話した。
また、新型コロナウィルス以降、韓国アーティストたちの日本人気も上昇中だと分析した。彼は「2年間直接会えなかった寂しさが、より大きな人気として作用している」といい、「現在は韓国アーティストたちの公演が活発に行われており、場所の貸切も難しくなり、その人気と地位を実感している」と話した。
また、「韓国アーティストの公演が多くなり、通訳やMC、舞台を演出する職種のスタッフたちも不足している状況」といい、「関連職業が夢で、才能のある方々がいれば、今後とても良いチャンスになると思う」と見込んだ。
日本国内で韓国OTTプログラムの人気もさらに高まっているという。サイカ代表は「周りの知人を見ても韓国のコンテンツをたくさん知っていて、好きだということが多く、その人気がよく分かる」といい、「新型コロナウイルスの影響で外出が難しくなり、それ以来、OTTをよく見ている。特に日本のOTT内で韓国コンテンツのランキングは常に上位にランクインしている」と説明した。
今後、日本で韓国アーティストの公演はどのような変化を迎えるのだろうか。
サイカ代表は「しばらくは引き続き様々なイベントが行われると思う」といい、「公演ごとに忙しくて大変な時もありますが、私たちが一生懸命準備したステージでアーティストが満足し、ファンたちも楽しんでいる姿を見ると、大変な過程をすべて忘れるほど誇らしいです」と話した。
写真=サイカ提供、ワールドエンターテインメント