俳優イ・ヨンエが李承晩記念館建設寄付で生じた論争に口を開いた。
3日、イ・ヨンエはマスコミを通じて李承晩(イ・スンマン)大統領記念館の建設に寄付したことに対する立場を明らかにした。これにより、イ・ヨンエは「過ちをかばおうということではなく、過ちは過ちとして歴史に残し、功績を見ながら融和しようという意味だ」と伝えた。
先月、李承晩大統領記念館建立推進委員会側は記念財団を通じて募金運動を始めた。イ・ヨンエはこれを通じて5,000万ウォン(約548万円)を寄付した。特に、推進委員会発足のニュースが伝えられた直後、寄付口座が開設される前に寄付の意思を明らかにしたという。
当時、所属事務所GOOD PEOPLE側はXPORTSNEWSに「イ・ヨンエが財団法人李承晩大統領記念財団に寄付の意思を明らかにしたのは事実だ」と明らかにした。その上で、「李承晩元大統領だけでなく、他の元大統領に対する記念事業にも支援する意思を明らかにした」と付け加えた。
寄付金と一緒に李承晩大統領記念財団理事長に送った手紙で、イ・ヨンエは李承晩大統領を「現在の自由大韓民国の礎を築いた方」と表現した。これをめぐってネットユーザーは論争を繰り広げた。イ・ヨンエの夫、チョン・ホヨン氏の家族関係まで言及する強烈な非難の声もあった。
イ・ヨンエは「歴代大統領を務めた方々の過ちは過ちとして歴史に残し、功績を振り返りお互いを憎まず和合すれば、より平和な国で子供たちが生きていけるのではないかという二児の母親の切実な願い」と今回の寄付の趣旨を強調した。
李承晩大統領記念館の建立を歴史歪曲と見る意見もあった。これに対してイ・ヨンエは「(李承晩大統領を中心に)歴史と建国史を書き換えようとすることを支持しない」と話した。
李承晩大統領を「現在の自由大韓民国の礎を築いた方」と表現した点については、「韓国を北朝鮮の武力侵攻から守り、北朝鮮と同じ国にならないようにしてくれたことに感謝しているという意味」と説明した。
続けて「もし韓国が北朝鮮政権の野望通り、彼らが望む個人一家の独裁共産主義国家になっていたら、今私たちの子供たちは世界で最も貧しく、自由のないところで暮らしているだろう」と付け加えた。
写真=XPORTSNEWS DB