グループBTSのメンバーRMの乗車券の情報を無断で閲覧して解雇された韓国鉄道公社(以下、コレール)職員A氏が復職したことがわかった。
22日、共に民主党のキム・ドゥグァン議員室がコレールから確保したA氏の中央労働委員会(以下、中労委)の再審判定書によると、中労委は先月14日、A氏を復職させ、解雇期間中に働いた場合にもらえるはずだった賃金を支払うよう命じた。
以前、コレールで情報技術(IT)開発業務を担当したA氏は、2019年から約3年間、RMの乗車券情報、会員登録時に登録した住所、電話番号などの情報を18回無断で閲覧し、今年4月に解雇された。
しかし、A氏の不服申立てにより1次再審が開かれた。最初「非行の程度が重く、故意性まで認められる」と却下したが、中労委は決定を覆した。
当時、A氏は「RMの予約内容を確認して実物を見てきた」、「友人が(RMの)近くの席を予約できるように乗車券情報を教えてあげた」など、自分の行為を周囲に知らせたことによって捕まった。このようなニュースが伝わると、RMは個人SNSを通じて関連記事をアップロード、「^^;;」と不快感をあらわにした。
再審を通じて復職したA氏に対して、中労委は「鉄道公社が当時RMの個人情報を閲覧したという多数の報道を解雇決定の根拠にしたが、これはA氏の悪意というよりはRMの知名度によるものと思われる」とし、「個人情報保護法に違反した他の事件で職員を解雇したことがなかったという点で、A氏を解雇したのは公平性に反する」と説明した。
一方、RMは先月11日、メンバーVと共に現役兵として陸軍に入隊した。
写真=XPORTSNEWS