BTSのVがミン・ヒジンとのコラボレーションで自分だけの色が濃い初のソロアルバムを完成させた。
8日、Vは初のソロアルバム「Layover」(レイオーバー)を発売し、タイトル曲「Slow Dancing」(スローダンス)のミュージックビデオを公開した。
BTSは昨年chapter2を発表し、個人活動を開始した。昨年7月のJ-HOPEを皮切りにジン、RM、SUGA、ジミン、ジョングクに続き、VがBTS最後のソロランナーとして登場する。
Vの初のソロアルバムは公開前から大きな話題を集めた。 「BTS最終兵器」の新たな挑戦であると同時に、NewJeansを作ったADORのミン・ヒジン総括プロデューサーが制作全般に参加したこと。
ソロアルバムを通じて新しい姿を見せたかったVは、ミン・ヒジンに直接連絡してコラボレーションを提案したという。
先に公開された報道用紹介映像を通じて、Vは「ミン・ヒジンプロデューサーと細かな部分まで意見を共有した」とし、「初対面にもかかわらず、呼吸がとてもよく合った」と作業過程を明らかにした。
続けて「誰かは短所と思うかもしれない遅さを私だけのアルバムの特色としてうまく捉えてくださった」と説明した。
それだけに「Layover」はVの好みが100%反映されたアルバムだ。経由地での短い滞在を意味する「Layover」を通じて、Vは「最終目標をしっかりと固めるきっかけになればいい」と願った。
「Layover」にはタイトル曲「Slow Dancing」をはじめ、「Rainy Days」、「Love Me Again」と「Blue」、「For Us」、ボーナストラック「Slow Dancing (Piano Ver.)」まで計6曲が収録された。
Vはボーナストラックを除く「Layover」の収録された5曲全てにミュージックビデオを制作した。特に「Rainy Days」、「Love Me Again」のミュージックビデオを先行公開し、期待感を高め、102枚に及ぶコンセプトフォトを公開するプロモーションを行った。
タイトル曲「Slow Dancing」は、1970年代のソウル(Soul)サウンドをベースにしたポップR&B曲で、Vならではの余裕のあるジャズムードが印象的だ。
「無理だったようだbabe / 気分だけ傷つけたまま / 耐えるのがこれだけ大変なのに」「また新しく誰か / Got it on / Did you? / 似ていた私たちが / 遠い隣人のような日」などの歌詞で、努力しても届かない残念な心を比喩的に表現した。
一緒に公開されたミュージックビデオはスペインのマヨルカのビーチで撮影され、壮大なスケールと美しい風景を誇った。
Vは友達とビーチでゆったりとしたひとときを過ごしたり、ダンスをしたり、夜空を眺めながら恍惚とした姿を見せたりする。理想と現実を行き来しながら展開されるミュージックビデオは、夢幻的な雰囲気を演出した。
一方、Vは「Layover」の収録曲「Blue」、「For Us」のミュージックビデオも順次公開する予定だ。
写真=BIGHIT MUSIC