グループBLACKPINKが所属事務所YGエンターテインメント(以下、YG)と再契約の岐路に立たされ、ワールドツアー「BORN PINK」の大幕を下ろした。
BLACKPINK(ジス・ジェニー・ロゼ・リサ)は今月17日午後、ソウル市九老区高尺スカイドームで開かれたワールドツアー「BORN PINK」フィナーレ公演を終えた。今回のフィナーレソウル公演は前日に続き合計3万5千人の観客を動員し、ワールドツアー最終観客数は180万人を記録した。
今回のソウル公演は、過去1年間展開してきた「BORN PINK」を総集編した祭りという点で、膨大な資本と人材を動員し最高のスケールを誇った。海外スターの来韓公演でおなじみの高尺ドームのステージにK-POP女性アーティストとして初めてBLACKPINKが登場し、新しい歴史を作った。オープニングから華やかな花火が打ち上げられ、アンコール曲を含む20曲以上のステージが2時間のランニングタイムを埋め尽くし、高い完成度を誇った。
コンサートのクオリティに対するYGの誇りと自信は公演前から格別であり、これは公演を通じて証明された。BLACKPINKのメンバーたちも今回の公演に特別な愛情を持ち、多くの気を配っているというYGのメッセージもコンサートを通じて確認することができた。 「BORN PINK」の1年間の集大成を締めくくる場で、BLACKPINKの成長とこれから見せる無限の可能性も予想することができた。
今回のソウルコンサートを前に、BLACKPINKのメンバーたちの再契約をめぐって多くの疑惑と憶測が飛び交った。さらに、メンバーの熱愛説などと相まって、BLACKPINK4人の完 全体活動に対する不安を懸念する視線も多かった。 しかし、先月7周年を迎えたBLACKPINKは変わらないチームワークとチームに対する愛情を誇示し、これは次の行動に対する信頼につながった。
しかし、フィナーレコンサートを控えてもBLACKPINKとの再契約に関するYGの公式立場はなかった。直前まで「議論中」という立場を出すだけだった。再契約不発疑惑で株価急落事態まで発生したが変化はなかった。
結局、最後の公演のステージでのメンバーの雰囲気、コメントなどへの関心につながった。しかし、この日の公演の終盤、メンバーが一人ずつの1年間のツアーの最後を飾る感想を述べる時間にも、再契約に対する特別な立場はなかった。
ただ、ジェニーが「これからも素敵なBLACKPINKでいたい」という一言が雰囲気をポジティブに演出した。他のメンバーもファンとの出会いに嬉しさと感謝を表し、BLACKPINKとして並々ならぬ愛情を見せた。 しかし、「BORN PINK」の最後を意味する” 終わり”という言葉が出てきただけでファンを” ドキッ”とさせたのも事実だ。
BLACKPINKの次のステップは何だろうか。 BLACKPINKとYGの再契約の有無に全世界の音楽ファンの関心が集まっている。
写真=YGエンターテインメント